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足首から下に歪みのある現代人、なぜ現代人の足は歪むのか

足首から下に歪みのある現代人、なぜ現代人の足は歪むのか

足首から下に歪みのある現代人。現代人は何歳から靴を履いていますか?その答えは、平均して1歳です。人は歩き始めるとすぐに靴を履き始めます。現代の生活様式において、靴は足の裏を守ってくれる全世界共通のものです。靴は屋外での活動をスムーズにし、怪我を防ぐ、寒さから守るなど様々な用途のために使用され、人類にとって欠かせないものとなりました。ここで、現在と昔の生活環境の違いを簡単に見てみましょう。地面は昔、凹凸のある土や草の上。現在はほとんどがアスファルト、凹凸のある場所は非常に限られ、家の中もフローリングが多く硬い床の上。また、昔は常に裸足。それに比べて現在は外に出るときは全て靴、家のなかでも靴下やスリッパ。もし裸足であったとしても硬い床の上を歩くのみです。

実際に想像してみてください。人間に一番近いと言われるサルやチンパンジーが靴を履いて生活するようになれば、また平らな硬い地面の上のみを歩くようになれば、当然足の裏の筋力が弱化するのは、目に見えて明らかでしょう。こうした生活様式の変化をみると、現代人の足の裏そして足首の筋力は昔に比べて弱化しているということが言えるでしょう。それに付け加え、人間の足をみてみると、全体重を支えるには小さい二足歩行の足ここが歪めば、全身を歪めてしまします。また、骨盤の歪みは足の歪みからくる歩行に大きく影響しているのです!

人間の体には常に重力がかかっています。そのため、頭の位置、骨盤の位置がずれるとそれを支える足への負担はとても大きいことが予測できます。大人の足の平均の大きさは日本人女性23.5センチ、男性26.5センチ。この大きさの足が2本ついていますが、この小さな足で全体重を支えているという人間の足の構造があります。
足の骨組みを支える筋肉が弱かったら、小さな足の骨組みでは身体を支えづらいということが言えるでしょう。
ちなみにアマゾンの原住民やアフリカの狩猟生活者に腰痛やギックリ腰に関するインタビューを行ったところ、概念自体が存在せず、「木から滑り落ちて腰が痛くなるのか?」、「弓や槍が腰に刺さっていたくなるのか?」というレベルだったそうです。また彼らのジャンプ力などからもわかるように、裸足でコンクリートや平らな地面だけを歩いている私たちとは足裏、足首の筋力が全く違うということがわかります。この筋の弱化が一つの要因となり、足元の骨格は歪んでしまいます。よって身体を支える土台である足の歪みと正しい位置を保つことが鍵となるのです。

足首から下のニュートラルポジションとは?
足首、正確にいうと足首の距骨という骨の関節にニュートラルポジションという位置が存在することを知っていますか?ニュートラルという言葉は「どちらにも偏らない様子、中間的」という意味です。骨盤にもニュートラルポジションがあるように、足にもニュートラルポジションがあります。これは、足のスネの骨とカカトの骨の両方の骨の間で支える距骨という骨が、右や左にかたよらない中間の位置をとり、身体がぶれず、筋力検査をしても体に力が一番入る位置のことを言います。

また足には3つのアーチがあります。足のアーチの働きはバネの役割をはたし、力を分散させることで地面から、そして重力の影響による衝撃を吸収し、力を3点に分散させる役割があります。通常足がニュートラルポジションだと、この3点アーチが機能している状態と言えます。

3点アーチの種類としては、内側縦アーチ、横アーチ、外側縦アーチがあります。内側縦アーチは足を踏み出し体重をかけた時に、足の関節が内側に傾きますが、その傾きが過度に内側傾きすぎないように足を保ち、足指で蹴り出せるように歩行を保つ役割があります。横アーチは、足のちょうど中央の横向きのアーチのことを指し、これは、足の指を小指から親指までバランスよく指を使えるように足を保ちます。最後に外側縦アーチは、足を踏み出し踵が付くときと、蹴り出し時に足の関節が外側に過度に外側に倒れすぎないように足を保ちます。

足部のニュートラルポジションではこの3点アーチが機能しており、尚且つ距骨下関節がニュートラルである状態です。現代人の足からくる体の歪み、骨盤の歪み、腰痛、肩こり、内臓不調、体のあらゆる不調を引き起こす大きな要因となっていると言えるでしょう。

骨盤矯正の鍵は、足元の歪み、距骨下関節の歪みに伴う偏った筋肉や歩行時の足首の歪みが要因
骨盤矯正をしたけれど戻ってしまうという経験はありませんか?骨盤矯正には、足の歪みをみることが必須です!そして、足が歪んだまま歩行することで歪む膝関節、股関節、それらがどのように骨盤を歪ませてしまうかを見ていくことが骨盤矯正の鍵です。骨盤がなぜ歪んでしまうのか?というその一歩先のメカニズムを見ていきましょう!

ここでのポイントは、足首から下に歪みのない状態です。立っている時、歩いている時に足から全身がニュートラルを保つことができていれば、歪みのない理想的な状態を保つことができます。